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クリノメーター測高器直角儀
 

クリノメーター取扱い説明書

1.面構造の測定法
図1-aでは、クリノメーターの長辺を地層に密着させ、走向を測定する。このとき、水準器が水平になるように、長辺を地層面に密着させなくてはならない。図1-bはこのときのクリノメーターの磁針の様子である。磁針はNから60°Wへ寄ったところを指し示している。これをNを基準にN60°W(あるいはSを基準にS60°Eでもよい)と記録する。
図2-aのようにクリノメーターの長辺を傾斜方向に向け傾斜方位を読む。この場合の傾斜方向は図2-bに示すようにSW方向である。
傾斜の測定方法を図3-aに示す。今度はクリノメーターを立てて長辺が傾斜方向を向くように密着させ、クリノメーターの目盛のところの振り子の指し示す角度を内側の目盛を使って傾斜を読む。この例では傾斜は30°である。こうして測定された走向傾斜は、N60°W30°SW(あるいは簡単にN60W30S)などと表記する。
2.線構造の測定法
線構造上に垂直に補助板を立て、それにクリノメータの長辺を密着させ、なおかつ磁針が抵抗なく動くよう長辺を密着させたまま水平にし、線構造の延び方向(線方向)を読む。傾斜方向(下がっていく方向)は磁針のN極が指す向き、すなわちS50Eとなる。クリノメーターの向きということであればN50WとS50Eは同義であるが、前者では傾斜方向をまた別に記録する必要があるので、一般にはクリノメーターの頭を傾斜方向に向けて磁針のN極が指す向きを読む。
補助板の角辺が平行であれば補助板の上で傾斜は測定できる。測定方法は面構造の場合とおなじで、長辺を図のようにあて振り子で角度を読む。記録は先に測定した線方向とともにS50°E(25°)のように記録する。 N50W25Sというように走向傾斜と同じ記載方法でも表現が可能である。この場合最後のSが傾斜方向を表す。
3.走向傾斜の表現法
野帳やルートマップ上にはこの図のように記載する。結果の整理は目的によりさまざまであるが、ステレオネット(シュミットネットやウルフネット)を使っての統計的解析、断層の応力解析、褶曲構造の解析あるいは、堆積面に残された線構造の「堆積時の方位」を再現すること、また走向傾斜をもとに地質図を完成するなど幅広く応用できる。
引用:新宮@ギャラリー輝石 様
 
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